WordPressテーマ SWELL・THE SONIC・Diverを使ってみた
WordPress歴も早13年。いろいろなテーマを使ってきました。

最初の頃は主に海外のテーマ。英語は苦手だけど、日本製の良いテーマが全然なかったですから…。
一番利用したのはTheme Junkie。
数十あるテーマ全部使い放題で1年約100ドルというメチャクチャな安さ。コードがきれいでソースレベルのカスタマイズがしやすいのが気に入り結構長く使ってきました。
が、近頃は日本製の素晴らしいテーマがたくさん。美しいデザイン&高機能…もう英語サイトのお世話になる必要なんかないです。
ということで、これまで使ってきたテーマのうち今、Twitterでもたびたび話題になる日本製WordPressテーマを3つ書き留めます。
WordPressテーマに必要なモノは何?
WordPressのテーマに求めるものは結構あるけれど、ピックアップすると下記のような感じかと思います。
誰もが求める表示速度や編集のしやすさに比べ、デザイン部分はどこまでこだわるか、使う人によって大きな差があるようです。
細部まで美しさを求める人もいれば、大体思うように配置されていればOKという人、中には使うテーマのデフォルトで十分なんて人まで…。
確かにブログは内容が一番だけど、長く付き合い事を思うと、ものすごく愛着を感じるレベルに外見も育てた方が良いと思います。
- 編集画面の使いやすさ(Gutenbergになって尚更)
- 表示速度
- 思うままにデザインできる機能
- マニュアルの充実
- サポートの充実(無料という意味ではなく)
- デザイン(センス)の良さ
- SEO対策済みとどのテーマも謳っていますし、私が深く理解していないのでどのテーマも〇とします。

いろいろ求めてしまうけど、力いっぱいブログを書くんだから…
- 最も大事なのは記事が書きやすい編集画面です。この部分で手こずってしまうと書きたいことがどこかにすっ飛んでいきます。スムーズに書ければ、ブログを楽しめます。
- 表示速度が遅いと、Googleの評価もユーザーも逃してしまいます。誰でもストレスのないアクセスを望みますよ。
- ブログに凝ったデザインはいらないかもしれませんが、記事部分以外が考え抜かれたサイトは動きやすいですし、有益な情報を見逃しません。トップページやカテゴリーページは大事にしたいです。
- 使い始めたテーマでも、マニュアルが不十分だとストレスが溜まります。
機能を見逃したり、あっという間にできる操作の方法を知るのに時間がかかったり…。 - サポートの充実も重要。マニュアルをどのレベルに合わせて書いてあるかにもよりますが、ちょっとした言葉の抜けや説明不足、ユーザーの知識不足などでテーマ提供者に助けを求めたい場合があります。
早めのレスポンスが有難いです。
またSWELLのように有料のサポートもいいなぁと思います。対価を払って自分の未熟な部分を補ってもらえます。 - これはどこまで求めるか?です。が、テーマ制作者のセンスが表示画面にも管理画面にも現れるので、自分に合うか見定めたいです。
記事が書きやすい編集画面というのは、ブロックエディターを想定しています。
私はつい最近、ブロックエディターを使い始めたので、正に初心者の感想です。
クラシックエディター使用時もビジュアル編集画面が苦手で、ずっとテキスト編集画面のコードを見ながらブログを書いてきました。
だから、初心者以下かもしれません。WordCamp Tokyo 2019でブロックエディターのデモを見た時、ゲッと目をつぶったくらいですから…。
3テーマの見どころ・残念なことろ
3テーマを紹介しますが、順不同です。ただ、1番だけは決まっていて断然「SWELL」。

SWELLのレビューを書きました。本当におススメ!
詳細を語る前に言ってしまうのもナンですが、SWELLは本当に素晴らしいテーマです。使い始めてビックリする事ばかり。
1ヵ月使った感想はこちら
クラシックではテキストエディターを使っていた私がSWELLのお蔭で一気にグロックエディター使いに!
SWELLの長所・短所
このサイトはSWELLを使っています。
今まで使ってきたWordPressテーマの中で一番のお気に入り!
ブロックエディターが超優秀で、記事のすご~く書きやすい!
今までどれだけ編集にストレスがあったか、SWELLを使い始めてはっきりわかりました。損した~!
その上、高機能でどのようにでもレイアウトできそうな感じ(でも、使い方は簡単)。
私はただのブログでもちょっとワザあり!みたいなトップページが好きなので、新着や人気記事しか並べられないようなテーマには魅力を感じないです。
SWELLなら思い通りにレイアウトできそうなので、そのためにもジャンジャン記事を書かなくちゃ!
ある程度の記事数になったら、思いっきりトップページを自分好みにデザインします!
- 1pxもおろそかにせずデザインされている(美しい!)
- ブロックエディターに完全対応(すご~く使いやすい)
- マニュアルがわかりやすい
- サポート充実(専用フォーラム、Slcakコミュニティも)
- 頻繁なアップデート(ドンドン機能がアップする)
- テーマ制作者の情熱(かなり重要)
- テーマ内に高速化機能あり(プラグイン不要)
- そして実際、高速!
- 現時点では書くことが無くて…。
※SWELLを使い倒すつもりなので、気になる部分を見つけたら書き加えます。
もしSWELLと出合わなかったら、ブロックエディターを避け続けていたかもしれません。
また、SWELLの機能を組み合わせれば、どんなデザインでも実現できそうな予感がします。

もう設計図はできているんだ!
アッという間にできてしまいました、トップページにカスタマイズ!
SWELL制作者は情熱的に次のアイデアに向かっているようです。彼のTwitter(@ddryo_loos)を見ているとワクワクします。
SWELLを買ってから5か月の間にどれだけ機能が追加されたら…? 驚くほどアップデートが頻繁で、欲しいなぁ~と思うような機能が追加されます。
有名ブロガーも絶賛!
WordPressテーマ「SWELL」https://swell-theme.com/
THE SONICの長所・短所
高速のWordPressテーマです。
買ってみたら私の好みではなかったのですが、Twitterの評判は上々です。
初心者、自分流のデザインにこだわらない人、高速サイトを求めている人にはとても良いと思います。
1クリックでサイトの体裁が整うので、立ち上がりが早いです。
初心者がブログを書き始める時のストレスが軽減すると思います。
メチャクチャすごい機能が追加されました。
キャンペーン情報がボタンに追加されます。自動でマイクロコピーってすご過ぎる!
他のテーマでも使える同機能のプラグインが開発中のようです。ただし、プラグインの利用にはSONICライセンスキーが必要とのコト。
他のテーマで使えるプラグイン「COPIA(コピア)」がリリースされました。
キャンペーン配信機能
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングのセール・キャンペーン情報(例:Amazonサイバーマンデー・楽天スーパーSALE)を自動配信・自動表示するサービスです。

- テーマ内に高速化機能あり(プラグイン不要)
そして実際、高速! - ブロックエディターが使いやすい
- テーマ制作メンバーが凄いので期待できる
- 780円で試せる(サブスク。7800円/年)
- 文字数指定でコピー防止など小さな機能が意外に便利
- 1クリックでサンプルページまんまのデザインになる
- Rinkerとの連携が秀逸
Rinker開発者はSONICの人でもあるので…
THE SONICのページデザイン以外は作りにくい- ショートコードが用意されていない
- 細かな設定は自身でCSSを編集(「よくある質問」チェック)
- デザインが少し大味
- PCとスマホを別の見せ方にできない
- 記事毎のカスタムCSS・JSなし
こんなに書いちゃうとTHE SONICがダメなテーマのように見えてしまうけれど、そんなコトはないんです。
サイトデザインをゴニョゴニョいじりまわしたい人にはちょっと不向きだなぁと思うだけで…。
追記 2020.6.29
と書きましたが、これは完全に私の知識不足でした。
- my sonicデモページ(https://for-men.jp/sonic/)
- マサオカブログ(https://oldno07.com/)
こんなワザありのデザインも可能だと知りました。ショートコード化できる再利用ブロックがキモのようです。
THE SONICへの気持ちがモリモリ増してきました。
THE SONICのデザインが好きで、がんがんブログを書くタイプならとてもマッチしていると思います。
1クリックでTHE SONICサイトと同じデザインにできます。
繊細さはないですが、親しみのあるサイトになりそうです。
管理画面内だけでは思うままなレイアウトは望めませんが、そのそぎ落とした部分が高速化に繋がっているのかもしれません??
とにかく驚くほど表示が速いです。全くストレスなくページ移動もできるので、Googleもユーザーも喜びますね。
月780円のサブスクリプション(珍しい)なので、ちょっとお試し気分で購入してみても…。と思っていたのですが、購入時に1年契約(7800円)をポチってしまいました。
10月31日から値上げです。月額プランの料金が780円から980円に。※値上げ前に購入すればずっと780円。
メインサイトには使いませんが、テーマ制作メンバーがすごい人たちなので、1年間じっくり成長を見つつ、この記事にも追記していきたいと思います。
いろいろな部分で発展途上という印象ですが、とにかく表示の速さは絶対的な魅力です。

買ったからなには使い倒す!と思って2サイトに反映させました
THE SONICを使っている私のサイト
上記2サイトはフォントとフォントサイズなどホンの少々CSSを追加して自分好みに変えています。(管理画面にはフォントやフォントサイズを変更する項目はありません。)
*{font-family: メイリオ, Meiryo, 游ゴシック体, "游ゴシック Medium", "Yu Gothic Medium", "游ゴシック体", YuGothic, "ヒラギノ角ゴシック Pro", "Hiragino Kaku Gothic Pro", Osaka, "MS Pゴシック", "MS PGothic",sans-serif;}
body{font-size:16px;}
Diverの長所・短所
2年半ほど使っているテーマです。
高機能で、かなり気に入っていましたが、SWELLを買ったので引っ越しを考えています。
神レベルと言われていたサポートも、返事が遅くなってきました。無料のサポートですからそれを不満と思っているわけではなく、以前とは違ってきたという意味です。
それと同時に頻繁だったバージョンアップも滅多にない状態です。それだけ完成度が高いという事かもしれませんが…?
- 高機能である程度思うようにデザインできます
- ブロックエディターはまあまあの使い心地
- 優秀な開発陣
- 日記ブログから会社サイトまで作れる要素盛りだくさん
- 骨太なデザインには威力を発揮する
- 表示速度は遅め
- 高速化にはプラグインが必要
- 軽やか&可愛いデザインになりにくい(CSSの編集・追加で解決)
- 最近バージョンアップが少い
- ブロックエディターのデザインが△
Diverを使っている私のサイト
Diverを使っている「バースデークリップ」のトップページ。
4月26日にDiverからSWELLにテーマを変更しました。下の画像はDiver時の参考として置いておきます。

ただ、このトップページはDiverの機能を使ったのではなく、フロントページ用の固定ページにウィジェット、ショートコード、HTMLを組み合わせてデザインしたものです。
3テーマのスペックと一押し機能

SWELL | THE SONIC | Diver | |
---|---|---|---|
表示速度 | 5 | 5 | 3 |
デザイン | 5 | 3 | 4 |
カスタマイズ | 5 | 2 | 4 |
マニュアル | 5 | 4 | 3 |
サポート | フォーラム Q&A オンラインコミュニティ | 問い合わせ よくある質問 | メールサポート |
現在私が感じているままの評価です。SWELLとTHE SONICは使いながら、気づいた点を加筆していきます。

SWELLをえこひいきしている感も否めません(笑)が、超絶気に入ってしまって…。
WordPressテーマのチャンピオン
WordPressテーマを3つ紹介しているだけなのに、チャンピオンというのもナンですが、表示速度、デザインの美しさ、エディターの使い勝手、カスタマイズのしやすさと幅、将来性…どれをとってもSWELLがピカいちだと思います。
SWELLには「無料お試し版」があります。最新のバージョンではありませんが、その時点での機能はフルです。
私もこのお試し版でノックアウトされました。
私のブログ環境(サーバーとテーマ おススメの組み合わせ)